- 見積書の塗料説明をされてもさっぱり分からないのですが
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業者によって提案される推奨塗料がそれぞれ違うのではないでしょうか。提案された塗料が果たして良いのか自宅に合っているのか?そこはまず分析をするためにご自身で事前に箇条書きに記してみるといいかもしれません。
1. ライフプランに合わせた「期間」を決める
- 「定期的」に塗り替えを検討したい
- 「15年〜20年」くらい、とにかく長く持たせたい
- あと数年で売却・解体予定なので、「今回は安価に済ませたい」
2.重視したい「性能」を絞る
- 汚れにくさ: 道路沿いなので、排気ガスや砂埃に強い塗料がいい
- 色あせにくさ: 鮮やかな色にしたいので、変色しにくい塗料がいい
- ニオイの配慮: ご近所への影響を考え、ニオイの少ない塗料を選びたい
箇条書きにすることでより自分でも分かりやすくなり、求めるものが見えてきます。
また業者に内容を伝えることで見合った塗料を選定してくれますし、これを擦り合わせることで予算など希望に近づけることが可能になってきます。
業者の意識、考え方を見極める簡単な方法
①上記のようにまず自分の希望をある程度明確にしておく。
②何故この家にこの塗料を提案されたのですか?
この問いに明確な回答がない業者は注意が必要です。
・うちでは一番売れているこの商品をお勧めしています!
・いま一番流行っている塗料です!
などお客様の希望に沿っていない回答業者は要注意です!
- 外壁は無機塗料と説明されたけど、その他付帯部はウレタンやシリコン塗料になっている
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外壁だけが長持ちすればいいのか、建物全体をどのような形で保ちたいのか明確でないと、業者によっては壁だけ高級な塗料を使い、付帯部分はグレードを落とした塗料で塗装するといった提案をすることが少なくありません。この場合はお客様が求めるものが明確でない場合に起こりがちな事柄です。
推奨する理想的な塗装プランとは
屋根・外壁・付帯部すべてが同じタイミングで傷んでいくことで塗り替えサイクルを延ばすことが最も理想的なプランではないかと考えられます。
一部だけを高価な塗料で塗装し、他の部分に低いグレードの塗料を使うと数年後に以下のような事が発生します。
- 見た目のバランスが変わってしまう
外壁はきれいなのに、付帯部(雨樋、シャッターボックス、雨戸、戸袋など)が色あせて見えるという見た目の違いからアンバランスな外観に見えてしまう。 - メンテナンスサイクルが変わる
付帯部だけが先に劣化すると、痛み出した部分が気になるため塗装計画が速まることが考えられます。それは傷み出した部分だけの塗り替えと言っても過言ではないような無駄なメンテナンスになりかねません。
求めるものを明確にすることでメンテナンスサイクルを延ばす事が可能になります。
- 見た目のバランスが変わってしまう
- 足場工事の金額はどれくらいかかるの?大まかな2通り
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① 「1棟単価」の料金(定額の場合)
30坪程度の標準的な建物であれば、1棟あたり12〜15万円前後に設定されているケースがあります。
これは足場業者による経営方針で売り上げ重視の場合などは対象会社と契約を結んで「安さを売りに」している場合に多い内容です。
特徴:計算が大まかな分、価格が抑えられています。「複雑な形状でなければ、一律この金額」という分かりやすさがメリットになっていて、時間との勝負な一面があるため速さが一番の作業内容になります。
デメリットとして業者が作業しやすい足場を組むのではなく、なるため作業がしづらい足場になる場合もあります。②
②実寸積算の場合「面積(㎡)× 単価」
建物の外周や高さから、実際に設置する足場の面積を算出する場合15〜20万円前後になるケースです。建物の形に合わせて細かく計算するため、整合性の取れる積算方法になり一般的に多い積算方法になります。
特徴:①に比べるとやや高くなる傾向がありますが、特殊な形状の家でも整合性が取れるため明確で、根拠のある見積もりになります。
どちらが良いの?
これは「塗装会社が足場業者とどのような提携をしているか」によるため、一概にどちらが正解というわけではありません。したがってお客様はこの積算方法を選ぶことができない場合が殆どになります。
大切なのは、「安いから良い」ではなく、家の形状に見合った整合性の取れている見積もりになります。
- 濃い色で外壁を塗装したいけどどうなんだろう?
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建物の形状や既存が和風か洋風かモルタルかサイディングかによって変わってきます。濃色の場合は使用する塗料によって色褪せが早くなるため塗料選択はとても重要です。
1. 「濃い色」の意外な落とし穴
最近のトレンドでの黒やダークグレーやブラウン系の濃色外壁は一見、汚れが目立たなそうに思えますが、実は「白っぽい汚れ」が目立つ場合もあります。
ホコリによる汚れ
外壁に付着する埃などは薄い色をしているため、黒い外壁の上では逆に白く浮き上がって見えてしまいます。
色あせが早い
濃い色は太陽の熱を吸収しやすく、塗料によっては淡い色よりも色あせ(退色)が早く進んでしまうことがあります。
「濃い色=汚れが目立たない」は半分間違い?
多くの方が「白よりはマシ」と考えがちですが、濃い色の外壁には「水垢(みずあか)」という天敵がいます。
なぜ白いシミがができるのか?
雨水にはカルシウム分が含まれていて、雨が流れる道筋にその成分が残り乾くと白い筋(エフロレッセンスのような現象)になって固着してしまいます。これが濃い色の壁では非常に目立つ場合があります。
超低汚染性、防汚性などの機能性塗料の選択などがとても有効になります。
- 薄い色で塗装したいけど汚れが目立ちそうで悩んでいる
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汚れ方はどの色も同じ!「好きな色」を諦めないための塗料選び
「白は汚れが目立つから…」「本当は真っ黒にしたいけど、お手入れが大変そう…」と、色の選択を妥協しがちではないでしょうか?
実は、外壁に付く汚れの量そのものは、淡い色でも濃い色でも変わりません。 違いは「汚れが目立ちやすいかどうか」だけなのです。
1. 「色の妥協で中間色」を選んでいませんか?
多くの方が、汚れを気にしてベージュやグレーなどの中間色を選びがちです。その色が悪いということではありません。近年の塗料技術を使えば、「好きな色を選びつつ、汚れを防ぐ」ことが可能になる場合があります。
2. 「悩み」に合わせた塗料での解決策
色で悩むよりも、その色に合った「機能」を組み合わせるのが、賢いメンテナンスのコツです。
淡い色を選びたい方~「超低汚染性」「防汚性」塗料などがお勧め。
濃い色を選びたい方~ 色あせを防ぐ「超低汚染性」「超耐候性」などがお勧め。
このように高性能な塗料を賢く選べば、憧れの真っ白な家や、シックな黒い家も、長く美しく保つことが可能になります。また艶に対して艶あり、5分艶、3分艶、艶消などを塗料に応じて選ぶことができ外壁素材に合わせた塗装もできます。
- 鉄部の塗装をしても錆が早くに出てくるんだけど・・
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鉄は空気中の水分に反応して酸化することで錆びてしまいます。下地の状態によって錆止めの塗装方法は変わります。下地の劣化がないような部分には錆止めを普通に塗装してもいいのですが、錆の発生があったり顕著な場合は、錆止めの膜厚を確保する塗装方法が必要です。錆止めの性能を有効にするためには下地によって塗り方を変える必要があります。前者にあるように鉄は空気中の水分と反応し酸化して錆が発生してしまいますので、単純に膜厚を付けて錆と水分を遮断することで防錆効果が格段に上がります。橋梁塗装などは国交省が定める膜厚(塗装の厚み)の検査を測定器具を使用し膜厚の計測をし、膜厚が基準に満たないと再塗装になるくらい厚みは重要な要素になっています。橋梁などは定期的に数年で塗り替えるということが現実的ではないので、使用する塗料も高性能塗料で仕様組みします。基本的に環境によっては錆を止めることは困難なため、「錆の発生を遅らせる」という考え方で、錆止めの種類や塗装方法を変えることが必要になります。
- 色で悩んで決められない
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色決めは最も多い課題になります。そもそも色彩は感性の部分になるので第三者がお勧めする色が必ずい気に入るとは限りません。選ぶ人が濃い色を好むか淡い色を好むかで180度変わります。最も多いのは「どの色が良いと思いますか?」の質問が一番多いです。
建物の塗装と言っても選ぶ色によっ見え方が変わってしまいますし、色の感性は十人十色なので本当に難しいことです。また塗料メーカーの見開きカタログ見本では見本が小さいのでイメージをすることは本当に困難です。
最近ではカラー趣味レーションツールなどもありますが陰影などが作れないためモニターの平面上では立体感がなく実際とは異なる場合があります。あくまでもイメージとすれば問題がありませんが、モニターやプリントアウトしたもので見た色や配色がとても気に入った場合は特に注意が必要です。気に入った印象が強調され実際の出来上がりと異なる場合が結構あります。そういう意味では時間の許す限り、色々な場所で建物全体の配色などを観察してしてみることが一番の近道かもしれません。業者によっては過去の施工事例などの用意があると思いますので相談するのも有効になります。
ポイント!
色決めで一番多いパターンは、色々悩まれて何種類も選んだ色での中で結果、「一番最初に選ばれる色で決定されること」が一番多いです。 - ラジカル制御形塗料ってどんな塗料なの?
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最近よく耳にするラジカル制御形塗料を簡単に言うと
「紫外線の攻撃をブロックするバリア技術」のことです。
これまでのウレタン塗料やシリコン塗料は、太陽光(紫外線など)を受けることで塗膜に「ラジカル」という劣化物質が発生することにより色褪せやチョーキングなどの劣化が起こっていました。
太陽光(紫外線)が塗料に当たると、塗膜を破壊する「ラジカル」という因子が発生します。これを封じ込めることで、塗装の劣化を大幅に遅らせることができるようになりました。
- 淡い色を選びたい方: 汚れを雨水で流してくれる「超低汚染性」「防汚性」塗料がお勧め。
- 濃い色を選びたい方: 色あせを防ぐ「超高耐候性」塗料をお勧め。
このように高性能な塗料を賢く選べば、憧れの真っ白な家や、シックな黒い家も、長く美しく保つことができます。
塗料付加性能によっては割と安価で購入ができます
近年、この「ラジカル」を制御する技術が進歩し、現在の主流となっている「ラジカル制御形塗料」へと進化しています。
これにより「ウレタン塗料」や「シリコン塗料」にあった劣化要因のラジカルを制御することで、触ると塗装の粉が手につく「チョーキング」現象を抑える塗料として各塗料メーカーが発売するようになっています。
ラジカル制御形塗料は劣化しないというとことではなく「劣化が緩やか」に進むというのが正解です。
①ウレタン塗料やシリコン塗料は環境により5~6年あたりを過ぎると第一段階で色合いが減退してきます。
②色合いの減退が進むと一気に劣化スピードが速まりチョーキング現象として現れるようになります。
③以前のウレタン塗料、シリコン塗料などは色により色褪せが著しいものもあり屋根塗料、外壁塗料全般「青系」・「グリーン系」・「オレンジ・「赤系」の「パステル調」などの色褪せは6~7年を過ぎると一気に色合いが変わり既存色が薄くなるチョーキング現象が発生していました。
海沿いなどにマッチするパステル調の色などは顔料のラジカルが著しいためチョーキングが発生し始めると、既存色の表面が白っぽくなり劣化を感じるようになってしまいます。


