外壁塗装

外壁塗装は窯業系サイディング、金属系サイディング・モルタル塗装下地・木製下地などの多種外装材の塗装に対応しています。各種現状に合わせたより良い塗料で長持ちするように丁寧に仕上げています。

一般的な外壁の種類

多様な外壁材がある中で、それぞれに適した塗装仕様をご提案させて頂きます。

窯業系サイディング

繊維素材とセメントなどを混ぜ、高温でプレスし形成したものをいいます。一般歴的な商品は塗装が必要で、表面に特殊な加工がされているサイディングの場合はメーカーが示す期間まで塗装は不要になります。

モルタル吹付塗装外壁

セメントと砂を混ぜ合わせた不燃材に吹付塗装やコテなどにより装飾を加えた外壁になり定期的な塗装が必要になります。

モルタルコテ塗り外壁

外装材を用いて吹付けや左官コテなどで様々な模様を付けられる左官材です。表面の色褪せや汚れなどが付着するため定期的な塗装が必要になります。

ガルバリウム鋼板サイディング

鉄板にアルミニウム、亜鉛、シリコンなどを混ぜた合金を吹付けてある軽量で断熱性に優れている外壁材です。経年には色褪せが起こりますので塗装が必要になります。

金属系サイディング

エンボス模様などの柄を付けた金属板と断熱材で構成されている割と古くからある外壁材です。表面の塗装が劣化するため塗装は必要になります。

木製外壁

天然の木材を外壁に貼り付ける工法です。焼杉のように杉板を意図的に焼いて炭化させ劣化を防ぐ外壁材とは別に、防腐剤や塗料などで表面を被膜保護してある木材は早めの定期的な塗装が必要になります。

外装材で塗装工法がそれぞれ異なります。

モルタル塗装下地はヘアークラックと呼ばれる髪の毛のような細かいひび割れが発生していることが多くあり、そのヘアークラックを補修するために粘度の高い微弾性フィラーを下塗り材として用いてヘアークラックなどを埋める工法があります。

また近年多い外装材でジョリパット壁などには別途下地処理後にシーラーと呼ばれる水溶液(密着材)を塗装する仕様があり、このように既存下地によって塗装工法が変わりますので、下地を無視してすべて同じ塗装工法で行うことは非常にリスクを伴います。

塗装工法によっては経年において塗膜が膨れる現象が起きたりするこることがあるため既存下地と仕上げ塗料の選定がとても重要になります。また仕上塗料に応じた専用の下塗りが必要になりますので、経験と知識が多くなればリスク回避に役立てる事が出来ます。

サイディングの場合も、モルタル塗装下地と同様に下地調整が必要になります。サイディングだからと言ってひび割れが起きないということはありませんので、発生しているひび割れには適材適所の補修が必要になります。

単色仕上げの場合はある程度は容易ですが、クリヤー仕上の場合は下地がそのまま影響してしまう仕上がりになるため、補修技術も合わせ持たないとクリヤー仕上はきれいに仕上げられないことが注意点としてあります。

サイディングはデザイン塗装が施されていますので、気に入ったデザインを残すようなクリヤー仕上げの場合には築10年に満たない時期の塗替えが塗料メーカーの塗装条件となっています。というのも、紫外線の影響を受けて塗装に退色などの劣化が起こっている場合は下地の状態がそのまま反映されてしまうデメリットも考慮しているためです。

お気に入りのデザインサイディングの場合は上記を考慮して早めのお手入れが推奨されます。

モルタル外壁と違いサイディングの場合は、サイディングデザインにより多彩色塗装や2色塗装、3色塗装などの塗装方法もあるため選択肢も増えていますが、仕上方によっては費用も上がってしまいます。