サイディングの塗り替えポイント!

サイディング壁の塗り替えは割と早いタイミングがお勧めです!
極端な一例になりますが、築1年程度で塗り替えを行う方も見受けられます。これは太陽光パネルの設置に足場を組むことで塗装も一緒にどうですか?という流れの工事と推測が出来ます。築一年目はさすがに早いと感じますが。
近年主流になっているサイディング外壁は新築のおおよそ70%程度のシェアがあると言われています。その中で新築を購入するときのポイントとして、外観のデザインや気に入ったサイディングを選ばれたことでしょう。
しかしサイディングの製造は数年で廃盤になってしまうため、サイディングに異常が発生したときに修繕をするにあたり「同じサイディングがない」ということが多々あります。せっかく気に入っていたデザインだったのにと肩を落とすことも・・・
このようなことがないように早めに手を打つ方が最近では多くなっています。皆さんもご近所でそのようなお宅を拝見したことがあるのではないでしょうか。塗り替えの基準は築10年前後が目安と言われていますが、サイディングの劣化が進行しないうちに塗装が出来れば安心です。「10年とはいっても太陽が当たる面と当たらない面では大きな違いがある場合があります」
建物立地条件により紫外線が多く当たる住宅では早い年月でサイディング表面塗装が色褪せて防水性能も落ち、クリヤー塗装もできなくなることがあります。またサイディングが反ったりと異常を誘発する現象も考慮すると、現状を維持するのには劣化する前の塗り替えが最良ポイントになります。近年、サイディングデザインを生かすクリヤー塗料がメーカー各社、それぞれの優れた塗料を市場に送り出しています。紫外線による塗膜劣化を防ぐことで耐用年数が延びる塗料も多く、塗料選定も難しくなっている現状です。
いずれ手を入れないとなりませんので早い方が安心できますし、長期においては長持ちする場合が多いようです。
下の写真は築10年のサイディングになります。左写真はコケが薄く付着している程度で高圧洗浄を行いましたが、右写真のようにコケによってサイディングが侵食された跡のこのようです。このように築10年でも立地環境でこのような現象が起こることがあるため安心はできません。こちらはクリヤー塗装を予定していましたが、現状を考慮すると単色仕上げに変更をせざるを得ない状態になりました。


クリヤー塗料に限らず単色塗料も各社から優れた製品が数多く提供されていますので、これらの塗料を適切に選択し、使用することで美しい仕上がりと長期的な保護効果を得ることもできます。既存サイディングのデザインを活かすばかりではなく、サイディングのデザインによっては写真のようにアアクセントを入れたり建物に合ったお好みの配色で魅力的に仕上げることが可能になります。

