軽量鉄骨セキスイアパートA遮熱塗装 / 相模原市緑区
塗料:関西ペイント/日本ペイン |
屋根:ベスコロフィラーHG アレスダイナミックルーフ 色 :ネオブラック |
外壁:アレスダイナミックTOP遮熱(水性) 色 :KP-127 |
軒裏:ケンエースGⅡ 色 :ニト22-90A |
雨戸:ダイナミックTOPマイルド2液 色 :黒 |
付帯部/以下共通ダイナミックTOPマイルド2液 黒色 雨樋/鼻隠し/ガスチャンバー/幕板/その他 |
耐用年数:13年以上に期待 |
施工前
お見積りのご依頼をいただき、現地調査のため屋根に上がろうとしましたが、思った以上にコケ類が厚く堆積していたため滑る危険があると判断し屋根へ上るのをやめて状況はお客様に写真でご説明いたしました。
高圧洗浄/14.7MPa=150kgf/㎠
塗料の密着を確保するため、屋根や外壁など建物全体のコケ類や埃などを高圧洗浄機にて洗い流します。
高圧洗浄後
屋根に藻類が多く付着している場合は殆どが写真のように屋根の素地がむき出しになるくらい傷んでいます。写真の状態は防水性能がない状態です。
施工前
屋根も藻類の付着が顕著で、外壁も色褪せや既存塗膜が薄れていて防水性能が損なわれています。
屋根塗装
下塗りシーラーは、下地調整材を密着させるための塗料です。一方、下地調整材は、仕上げ塗料が屋根材に過剰に吸い込まれるのを防ぐ役割を果たします。下地調整材塗布後、仕上げ塗料を1回目、2回目と丁寧に塗り重ねることで屋根材に十分な塗膜の厚みを形成し、耐候性を高めることができます。屋根洗浄後の状態から屋根表面に防水性能をしっかりと形成し美しい艶を出すためには通常の塗装よりも作業工程と使用する塗料が増えるため、早期にメンテナンスを実施することが経済的な負担を軽減させることになります。
下塗りシーラー/浸透形Mシーラー
直接下地調整材を塗装すると密着の面で不安があるため、浸透形シーラーをまずたっぷりと塗装し、下地調整材との密着を確保します。
下地調整/ベスコロフィラーHG
仕上塗料の吸込みを抑えるため下地調整材を塗装します。この工程のより仕上がりが格段に上が耐候性も上がり耐用年数も延びます。
仕上げ塗装
仕上塗料を2回塗りして仕上げていきます。
完成
通常の塗装仕様ではこのような仕上がりにはなりませんし屋根材表面も、つるっとした感じにはなりません。一手間加えるだけで長期的に塗料性能に作用するため、塗料が持つ耐候性に期待が持てます。
外壁塗装
養生作業完了後、外壁に下塗り塗料を塗布します。下塗りには、仕上げ塗料との密着性を高めるとともに、仕上げ塗料が外壁材に過剰に吸い込まれるのを抑える効果があります。仕上げ塗料は、塗料の臭いと居住者の方々への影響を考慮し、水性遮熱塗料を選定いたしました。また遮熱効果により外壁材の温度上昇を抑制し、塗膜の膨れ(熱膨張)を防ぐことで、塗膜の耐久性向上に繋げます。
下塗りシーラー/アレスダイナミックシーラーアクア
仕上げ塗装
下塗り完了後仕上げ塗料を2回塗りして仕上げていきます。
軒裏塗装
軒裏は、屋根裏で暖められた熱気と外気温と生じる差が大きいことから、湿気が滞留しやすい環境にあります。そのため防水性の高い塗料ではなく、通気性に優れたアクリル系艶消し塗料を選定し、湿気から基材を保護する仕上げにします。
雨戸塗装
塗料の密着性を高めるため、下地処理としてケレン作業を行い表面に適切な傷をつけます。これにより塗料がしっかりと密着するようになります。塗装をしない部分にはビニール養生で保護し、その後下塗りの錆止め塗装を行い、仕上げには耐候性に優れた2液性弱溶剤シリコン塗料を2回塗り重ねて完成となります。
板金鼻隠し塗装
金属素材には錆びが発生していなくても密着効果がある、2液性錆止めを下塗りに塗装します。仕上げに2液性弱溶剤シリコン塗料を2回塗りして仕上げます。
幕板塗装
幕板は板金に吹付してある素材なので下塗りに錆止めを塗装します。仕上げに2液性弱溶剤シリコン塗料を2回塗りして仕上げます。
バルコニーパンチング板塗装
バルコニー腰壁の柱はアルミ素材で塗装しないため、塗装しない部分をしっかりと養生で保護し、パンチング板(アクリル素材)を2液性弱溶剤シーラーを塗装し密着を高め、仕上げ塗料を2回ぬりして仕上げます。
ガスチャンバー塗装
ガスチャンバーはスチール素材なので下塗りに2液性錆止めを塗装します。仕上げに2液性弱溶剤シリコン塗料を2回塗りして仕上げます。内部も塗装できる範囲までしっかりと塗装します。
完成
見違えるほど美しく仕上がりました!この状態が長期にわたり維持できるよう、塗料性能に期待します。
クサビ足場ときれいなシート
全体的な工事のイメージを少しでも不快感を払拭する意味でも、なるべくきれいなシートを使用し工事期間中の景観などにも配慮しています。