外構ゆず肌仕上げ塗装 / 東京都国立市T様邸

施工概要
外構壁・付帯部塗装
☆耐用年数10年以上に期待☆
外構のほとんどはブロックを積んでいる壁になっているため揺れなどに弱く、ひび割れが生じやすい構造になっているためひび割れが生じやすく、防水性の高い塗料で塗装をすると膨らみが生じたり不具合が生じ易いため塗装仕様を組む場合には注意が必要です。
工事のご依頼を心から感謝しております。
施行前 / 施工後














お客様は見違える出来栄えに大変喜ばれていました。
使用塗料
| 塗料メーカー | 日本ペイント・関西ペイント エスケー化研 |
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高圧洗浄
| 高圧洗浄機 | 9~14.7MPa=150kgf/㎠ |
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塗装表面と対象付近の切りが良い範囲までしっかりと洗い流します。


下地調整
既存がブロックのため揺れに影響するため各所にひび割れが多く発生していますので同じ部分からの再発を防ぐため処理します。


ひび割れに沿って意図的に溝を付けて、溝付近を平滑に削っていきます。これは後に肌早合わせをする時に必要な処理になります。




溝に専用プライマーを塗布後、変性シリコーンシーリング材を充填します。意図的に幅を広げた溝に充填することでシーリング材の伸縮性が作用し軽度な引張応力程度であれば、ひび割れに対してシーリングの伸縮性能により、ひび割れを防止しする工法になっています。近年では削る粉塵などを出さない工法で、特殊フィルムを熱で圧着させる工法もあります。別ページ下地調整に記載してあります。


シーリング材の乾燥後カチオンフィラーにて表面を平滑にします。


外構塗装
カチオンフィラーの端部の突起をペーパーなどで取り除き、塗装面全体に水性カチオンシーラー(密着塗料)を塗装します。


全体的に専用ローラーで、ゆず肌模様を付けていきます。この際に下地カチオンで平らにした部分が回りと同調できるようにしています。平らにしない場合は補修個所が盛り上がり、仕上がりの見た目にも大きく影響してしまいます。




肌合せが完了した後に、仕上げ塗料を2回塗りして仕上げます。この場合も既存の状態を考慮して極端に防水性が高い塗料では塗装を行いません。仮にひびが入った時に内部からの水分が外で出るように設定しています。防水性が高い塗料で仕上げた場合は以下写真のように、水分が塗膜内部で溜まり外壁材に悪影響を及ぼすことになるからです。塗装は塗るだけではなく現状を考慮しながら塗装仕様を組む必要があります。


塗膜と外装材の中で水分が溜まると外装材へ水分が侵入していく可能性がありますので早めの措置が有効になります。


基礎巾木塗装
水性カチオンシーラー塗装後、巾木専用塗料を2回塗りして仕上げます。


タイル塗料
タイル経年の汚れを酸を使用しきれいに洗います。保護塗装として浸透形の保護剤を2回塗りして仕上げます。タイル表面よりタイル目地に浸透し中で水分が侵入しないように保護層を形成します。タイル表面、タイル目地に何かを塗装したという感じは一切ありませんので見た目の印象は一切変わりません。




塗装中は光っていますが乾くと塗装前の状態に戻ります。


各所塗装
| 下塗り | ハイポンファインプライマーⅡ |
|---|---|
| 仕上げ | ファインSI ケンエースGⅡ |
| 色 | ND373/黒/ND372/KP221 |


タイルとモルタルの取り合いも素材に合わせたシーリング材を充填します。雨樋は弱溶剤2液性シリコン塗料を2回塗りして仕上げます。


階段ささらとスチールドア両面も錆止め塗装後、シリコン塗料で仕上げます。


ありがとうございました。


